最近の福祉の職場

と言っても、今は児童福祉なんですけど。

いわゆる、放デイや児発です。一般的に多い部類ですね。

 

ここで管理職してるんですが、難しいです。

配置人員の兼ね合いもあるかもなんですが、業界の違いもあるのと、あと温度差も感じます。

うちでは、元幼稚園職員・元保育士・障害福祉経験者で構成されているのですが、

在籍してきた職域の風土の差なのでしょうか。

私が経験してきた障害福祉とは大いなる違いを感じるのです。

 

私は生活介護・就労継続支援・就労移行・放課後デイサービス・児童発達支援を経てきました。順番も概ね書いた順序です。

特に就労移行が最も長く居たこともあり、「結果ありき」はこの生業の責務とも感じています。

 

なので、なんとか現状を打破するために調べて試してみたいなことをやってきたわけなんですが、最近の職場では、その空気感がない。

特に放デイや、今の児童発達支援ではないです。

・・・こうやって書いていくと、今の職場の構成人員がたまたまそうなのかな(笑)とも思えてきました。

 

就労移行は「就職」「定着」という明確が目的がありますが、

児童発達支援などの「就学」については、様々な捉え方がありますし、

一般的にはですが、就学自体はできます。

 

ただ、その就学に向けて保護者の不安と療育に対しての期待。

これにどれだけ応えるか。ここに対して携わる職員の責務感が薄く感じます。

 

私がそのように感じるのは、ありがちなこのようなシーン。

「いーやん、できてる、できてる」

これは、児を肯定して、保護者に安心してもらうための言葉や態度と思っているようなのですが・・・

私的には職員の探求が足りないと感じています。

 

就学するまでに保護者のニーズはあるわけです。

全てにシャキシャキできることは望まないにしても、やはり多くの児童の中で順応して、目立つことなく過ごせることは、多くの障害児の親の願いではないでしょうか。

保護者は、いわゆる「普通」というところを希望されていることが多いのです。

 

それを踏まえて、探究心が足りないと思うのは、

曖昧な評価で それがあたかも就学時に難なく過ごせるかのように表現し、

これ以上に、児の伸ばせる点を見出そうとしないその姿勢にため息が出てしまいます。

結局のところ、自分たちの努力を棚上げしてるように見えるのです。

 

就学前、それを鵜呑みにした保護者はいかがでしょうか。

就学後、それに戸惑うのは児自身ではないでしょうか。

児はその行為や言動、態度で何も言われず笑顔に囲まれた。

なのに学校に行って暫くしたら、あれこれ言われるようになった。

なにがダメなのか、どうすれば良いのかわからなくなるのではないでしょうか。

 

以前、就労移行にいました。

就労移行の場合、就職できることはもちろんですが、

定着することが必須となります。

ならば、できた だけではなく、どのようにそこで周囲と円滑に過ごせるか。それをビジョンにしながら本人の観察と経過を見守り、就職へ後押しするタイミングを計ります。

そこまでする必要があるのは、その方の人生に直結するのがタイムリーに見えるからです。

 

児自身は、しんどいことがあっても、それが正しいことなのかどうなのか判断できず、言葉にもできず、日々を暮らしていくわけです。

だからこそ、支援するおとながその児にとって正しい自信を用意することが使命だと思うのですが、いかがでしょうか。